【通り池Ⅱ】≪下地島≫
『ユナイマタ伝説』
昔、下地島の「通り池」付近に木泊村という小さな村がありました。
この村は漁をして生計を立てていました。
ある晩、漁師が漁をしていると7匹のユナイマタ(人魚)が泳いでいました。
漁師はそのうちの1匹を捕らえて家に持ち帰りました。
漁師はユナイマタが余りにも大きいので村人にも分けて食べようと隣り近所に分け与えました。
この村は漁をして生計を立てていました。
ある晩、漁師が漁をしていると7匹のユナイマタ(人魚)が泳いでいました。
漁師はそのうちの1匹を捕らえて家に持ち帰りました。
漁師はユナイマタが余りにも大きいので村人にも分けて食べようと隣り近所に分け与えました。
すると遥か海の方から『ユナイマタ、ユナイマタ、早く帰っておいで・・・』という声が聞こえてきました。
しばらくして島の方から『私は体の半分が食べられてしまってとても動くことができません』と悲しそうな声でユナイマタが答えているのが聞こえます。
『それなら、大きな波を送るのでそれに乗ってきなさい。』と海の方から怒っているような声が響きました。
ユナイマタは『一回では波に乗ることができないので、三回大波を送ってください』と悲しそうな声で言いました。
母と子は身の毛もよだつほど恐ろしくなり急いで伊良部島へ逃げて行きました。
しばらくして島の方から『私は体の半分が食べられてしまってとても動くことができません』と悲しそうな声でユナイマタが答えているのが聞こえます。
『それなら、大きな波を送るのでそれに乗ってきなさい。』と海の方から怒っているような声が響きました。
ユナイマタは『一回では波に乗ることができないので、三回大波を送ってください』と悲しそうな声で言いました。
母と子は身の毛もよだつほど恐ろしくなり急いで伊良部島へ逃げて行きました。
しばらくすると沖の方から轟音とともに大波が一回・二回・三回と押し寄せてきました。
木泊村はみるみるうちに大波に呑まれてしまい大波がさった後にはユナイマタを捕らえてきた漁師の家の跡には大きな穴が2つできていました。
木泊村はみるみるうちに大波に呑まれてしまい大波がさった後にはユナイマタを捕らえてきた漁師の家の跡には大きな穴が2つできていました。