【南部観光4】糸満市






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沖縄師範学校女子部・沖縄県立第一高等女学校生徒222人による「ひめゆり部隊」が看護活動を行っていた最後の場所、旧陸軍第3外科壕跡。第1外科壕は県道を挟んだ反対側にあります。



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塔の横には「ひめゆり平和祈念資料館」(左下)があり、生き残った女性が貴重な証言を聞かせてくれ、その証言に涙しない人はいません。
「女性も勇敢に戦った」という論調ではなく沖縄戦の背景(アジアへの侵略)や日本政府が沖縄を「捨て石」にしたこと、戦争の悲惨さをリアルに表現している点があげられます。
2004年4月に新装されより分かりやすい展示となっています。





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6月18日いよいよ米軍がま近にせまり、看護隊は陸軍病院から解散を命ぜられた。
翌19日第三外科の壕は敵襲を受けガス弾を投げ込まれ地獄絵図と化し、奇跡的に生き残った5名をのぞき職員生徒四十名は岩に枕を並べた。
軍医・兵・看護婦・炊事婦等二十九名、民間人六名も運命をともにした。
その他の壕にいた職員生徒たちは壕脱出後弾雨の中をさまよい沖縄最南端の断崖に追い詰められて多く消息をたった。
南風原陸軍病院に勤務した看護要員の全生徒の3分の2がこうして非業の最期をとげたのであった。




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国道沿いにある今や殆ど見かけなくなった現役の円筒形ポスト