【知多半田1】

新美南吉生家と記念碑





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本名「渡辺正八」。
雑誌『赤い鳥』出身の作家の一人であり、彼の代表作『ごん狐』(1932年)はこの雑誌に掲載されたのが初出です。


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結核により29歳の若さで亡くなったため作品数は多くありません。
童話の他に童謡、詩、短歌、俳句や戯曲も残しました。



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彼の生前から発表の機会を多く提供していた友人の巽聖歌は、南吉の死後もその作品を広める努力をしました。



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地方で教師を務め若くして亡くなった童話作家という共通点から宮沢賢治との比較で語られることも多いです。



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賢治が独特の宗教観・宇宙観で人を客体化して時にシニカルな筆致で語るのに対し南吉はあくまでも人から視た主観的・情緒的な視線で自分の周囲の生活の中から拾い上げた素朴なエピソードを脚色したり膨らませた味わい深い作風で「北の賢治、南の南吉」と呼ばれ好対照をなしています。


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