【千種公園】名古屋市

千種公園





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ここはユリの花園が有名な公園で、12,000球も植えてあるとのこと。
見頃は5月末から6月末ということでした。
満開になると一帯に様々な色のユリが花開くことでしょう。



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公園内には野球場、テニスコート、児童球技場もあり元気な声が響きます。
もちろん、デザイン宣言都市名古屋に欠かせない彫刻像「切株と少女」(山本正道作1988)や、時計には大きな金属製のトンボのオブジェが飾られています。



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またこの日は、高校生カップルがベンチでまったりとした時間を過ごしていて、平和でのどかな空気が漂います。
しかし、そんな平和な公園にも悲しい過去があります。



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この千種公園はかつて、名古屋陸軍造兵廠千種製造所でした。
1919(T8)年から兵器製造を行っていました。



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そして第二次世界大戦終戦の半年ほど前、1945(S20)3月にあった名古屋空襲によりここで69名の方が亡くなられました。



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当時の建物の断片が、公園内には現在も残されています。
壁には爆撃によるものと思われる穴が残されており当時の空襲がいかに猛烈なものであったかを思い起こさせます。



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1968(S43)年6月には、その69名の犠牲者を弔うために碑が建てられました。
そこには、「ここに涙ありされど平和は永遠に」と、当時の杉戸名古屋市長の言葉があります。
いつまでも今のような平和な千種公園であって欲しいと願うばかりです。


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