【東山動植物園836】
動植物園Ⅶ
日本猿舎
子猿達
子狸
子狸達
狸の里壱
狸の里弐
日本リス
バ-ドホ-ル①
バ-ドホ-ル➁
エミュ-一
エミュ-二
アルパカ
コアラ❶
コアラ❷
コアラ❸
コアラ❹
仔キリン
親キリン
親子キリン
駝鳥
◆本土狸
ホンドタヌキ(本土狸、学名: Nyctereutes procyonoides viverrinus)は、ネコ目イヌ科タヌキ属に属するタヌキの日本産亜種。 顔の目の周りの黒い模様から「八文字」と呼称されたり、地域によってはアナグマと区別されずに「むじな」と呼称されるなど、本亜種の呼称は様々である。
体長は40 - 50cm。尾長約15cm。体重3 - 5kg。寿命は約5 - 8年。指は、前肢が5本、後肢が4本。前肢の親指は他の指から離れており、足首寄りにあるので地面には着かない。柴犬よりも小柄である。体型はキツネなどに比べると丸みがあるが、原始的なイヌ科の特徴の名残りだと考えられている。体毛は、夏と冬に換毛があり、冬毛の本亜種は太って見える。
棲息地域は日本の本州、四国、九州。平地から亜高山帯(標高2,000m超)まで、多様な環境で棲息している。佐渡島や壱岐島、屋久島などの島に棲息する本亜種は人為的に移入された個体であり、北海道の一部に棲息するエゾタヌキは地理的亜種である。 本亜種の棲息地は主に里山で、体型は里山の薮の中の行動に適している。身を隠せる広葉樹林の下草が密生した場所も好む。エゾタヌキは冬籠りをするが本亜種は冬籠りはせず、真冬でも活動する。また、山野のみならず、都市部にも少なからぬ個体が生息している。
活動時間帯は主に夜間である。歩行は、キツネが足跡をほぼ一直線に残すのに対して、本亜種は惰行した足跡を残す。これはキツネの肩幅が狭く、本亜種の肩幅が広いことに起因する。木に登ることもできる。
本亜種はため糞をする。数頭で一緒に糞をする場所を持っており、そこに糞をためる。これをため糞という。ため糞の規模は季節により異なり、大きなものは直径約1m、高さ約10cmにもなるが、夏期は糞を食べる昆虫の活動が活発になるのでそれほど大きくはならない。
本亜種の活動領域は他の複数の個体と重なっており排他性がない。ため糞は活動領域が重なっている複数の個体によって形成される。
本亜種は擬死(狸寝入り)をする。