【中部千年共生村】愛☆地球博《日本ゾ-ン》
◆コンセプト 千年の冒険 中部の発見と創造 使い続けるといつかはなくなる地下資源。でも、この地球には千年先まで再生可能な資源があります。 それは、皆さんのまわりにある植物や動物、昆虫などの生物資源です。 中部千年共生村では、石油などの地下資源に頼れない千年先の子ども達にこの豊かな社会を引き継ぐため、「1000年先まで持続可能な社会」の実現を目指し、生物資源を活用した持続可能なモノづくりにチャレンジするとともに、優れた自然の営みを見つめ直します。 ◆展示内容 展示概要生物の営みを支える「水」をモチーフに、「1000年先まで持続可能な社会」の実現を目指した提案を行います。 館内では、優れた自然の営みや生物資源を活用したモノづくりの中から、中部9県が提案する、個性豊かな体感型展示物である「千年持続産品」のほか、巨大な水のドームがつくる不思議な空間「ミズノバ」や、通りかかる人に「まなざし」を向ける一つ目のロボット「サイクロプス」、体験型のワークショップなど、盛りだくさんの内容となっています。 ◆環境への取組 環境への取り組み中部千年共生村のコンセプトである「生物資源の象徴」の一例として、外壁に中部9県の「和紙」とインドネシアの「黄金の繭」を活用しました。 「和紙」は中部9県の伝統的な和紙を用い、地域により異なる風合いを持つ和紙を組み合わせることで、外壁に変化を持たせています。 又、「黄金の繭」は、インドネシアやマレーシア周辺に生息し、害虫とされているカイコ蛾の一種「クリキュラ」という野蚕の繭です。 インドネシア共和国ジョグジャカルタ王室では、同国の低所得農業従事者の所得向上と伝統工業の育成のため、クリキュラを中心とした野蚕開発事業を進めており、「黄金の繭」の利用は、これらの取組みのPRの一役を担うことになり、地球環境保全への貢献につながるものと考えています。今回、このインドネシア産「黄金の繭」を、初めて外装材として使用します。