【草津温泉Ⅱ】群馬県吾妻郡草津町

湯畑Ⅱ





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温泉街の中心に位置する湯畑は草津温泉のシンボル。
瓦を敷きつめた歩道・柵・白根山をかたどった「白根山ベンチ」など湯上がりの散策が楽しめる公園となっています。



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草津温泉とは、温泉のあるところが町になったというべきであろう。
林羅山の日本三名泉に数えられる。
江戸時代の温泉番付では当時の最高位である東大関にランクされ、名実ともに日本を代表する名泉の一つである。
北西部には、草津白根山白根山(2,160m、湯釜)・本白根山(2,171m)・逢の峰(2,110m))が聳えている。




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主な源泉は、草津白根山から東へ流れる地下水に火山ガスが出会って生じていると考えられている。
降ってから数ヶ月から数年の比較的新しい地下水が主体となっており、湧出量は直前の降水量の影響を強く受けている。
また、白根山の山頂に近いほどpH値が低く含有成分が多いという特徴がある。




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基本的には酸性泉(酸性低張性高温泉)。
場所(源泉)によっては硫黄泉なども見受けられる。
酸性が強くpHは2前後である。
効能は、皮膚病・神経痛・糖尿病ほか多種多様。
効能が戯れ歌になったり、恋の病以外にはすべて効くと言われたりする。
源泉は公的に管理している大源泉が6つ存在するほか、ホテル等が所有している小源泉も多数存在する。
湯量は自噴するほど極めて豊富であり、湯温も50~90度前後と高い。
現在は、ラジエターなどを使い高い湯温を下げているが、昔は草津節という唄を唄いながら木の板で湯船をかき回し、気化熱の原理で湯温を下げるのが特徴的な「湯もみ」が行われていた(現在も、観光客向けに実演する施設があるほか、2カ所の共同湯で実際の湯治の一環として行われている)。



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湯畑(ゆばたけ)
温泉街の中心部に湧く源泉で周囲がロータリー状に整備されている。
デザインは生前当温泉地に心酔していた岡本太郎の手による。
湯が滝のように湧き出る姿は他の温泉地ではなかなか見ることが出来ない贅沢な光景である。
夜間は、ライトアップして湯畑を演出する期間(催し)があり観光客の目を楽しませている。
最後の滝になって落ちる箇所は以前は「大滝乃湯」(現在は町営温泉施設の名にされている)と呼ばれる露天の共同湯だった。
また湯畑を取り囲むようにして、 地蔵(じぞう)・白旗(しらはた)・煮川(にかわ)など大小様々の源泉がある。
ちなみに、草津温泉の地に点在する各源泉の湯畑に緑色の湯垢のようなものが散見されるが、それは温泉の成分を栄養にする苔の一種(チャツボミゴケなど)である。







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