【草津温泉Ⅲ】群馬県吾妻郡草津町

西の河原大露天風呂






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温泉街西側の荒原地帯に湧く源泉の総称で一帯には遊歩道が整備されて気軽に温泉が湧出する様子を観察できるようになっています。
町営の「西の河原露天風呂」があるがここの湯は後述する万代鉱源泉から引いたものである。



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万代鉱(ばんだいこう)とは、
1970年に硫黄鉱山の坑道から噴出した新しい源泉で標高の高い地域では主にここから湯が引かれている。
90度前後と非常に高温で熱交換により湯温をさげている。このとき生じる高温の真水は消雪などにも利用されている。
「万代持ちますように」と名付けられた硫黄鉱山はこの高温の温泉の大噴出により投棄せざるを得なくなった。
あまりにも激しい温泉の噴出は人間ではどうにも制御できずまた当の硫黄も原油精製の副産物でほぼ無料同然で手にはいるようになったために鉱山自体も放棄されしばらくの間小殺生地区で垂れ流されていた。
現在、草津の町に入ると近隣の山の中腹でジェットの如く高く蒸気を吹き上げてる箇所があり山火事かと見まごうほどだがそれが万代鉱の源泉である(実際に犠牲者が出ているため源泉地区は立ち入り禁止)。
pH1.7で含有する成分も多いが肌の弱い体質の人は皮がむけるなどのトラブルもあり、注意が必要である。
草津は温泉が余って捨てている」という話は主にこの源泉によるものでオーバーフローした湯は湯川の上流で派手に蒸気を噴き出しつつ投棄されている。



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温泉地の中央に湯畑を中心とした古い風情の温泉街がありそれを取り巻くようにリゾート・ホテルやペンション、大滝の湯や西ノ河原公園やテルメテルメやベルツ温泉センターなどのスパ・温泉関連施設、草津音楽の森国際コンサートホールや草津熱帯圏などの諸施設が位置しています。



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「西の河原公園」の最奥にあります。
男女別に露天風呂がありますが、一見すると広大な池の様です。
大きさは男女併せて500㎡あります。


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温泉色は緑掛かっており源泉は万代鉱から流れてきます。
温泉は掛け流しで全て周囲から「西の河原公園」内に川となって流れて行きます。
高温で出口付近が最も高く入口付近が最も低いと思われます。






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